【GIMP】複数のレイヤーを一括処理して草のテクスチャを作る

投稿者: | 2021-02-15

複数の草のテクスチャを合成して、草のテクスチャを作ってみました。レイヤーを一括処理して、アルベド、ノーマル、ラフネスなどの複数のテクスチャを同時に作りました。

まずtextures.comなどで同じ草画像の複数のタイプをダウンロードしてGIMPで開きました。

左下のフォルダのアイコンをクリックしてレイヤーグループを作り、アルファ以外の画像をここにドラッグアンドドロップします。

レイヤーグループのサムネイルを右クリックして、レイヤーマスクを追加します。

アルファマップを選択して、Ctrl + Cでコピーします。

レイヤーグループのレイヤーマスクを選択して、Ctrl + Vでペーストし、緑色の錨のマークをクリックします。

すると、レイヤーマスクにアルファマップがコピーされるので、もとのアルファマップは右クリックから削除します。

すると草の形に切り取られて、外側は透明になりました。

レイヤーグループのサムネイルを右クリックして複製しておきます。

レイヤーグループの横のマイナスボタンをクリックするとたためます。片方は目のマークをクリックして非表示にしておきます。

表示中のレイヤーグループのレイヤーマスクを選択します。

さらにそれをAlt + 左クリックして緑の枠を表示させます。

すると、画像ウィンドウでレイヤーマスクを編集できるようになります。

使いたい部分を矩形選択します。

Ctrl + I で選択範囲を反転します。

真っ黒で塗りつぶすと、初めに選択した範囲の外側だけが変わります。

再度レイヤーマスクをAlt + 左クリックすると、この部分の草以外が透明になったのがわかります。

レイヤーグループのサムネイルを選択して編集します。

移動ツールで移動対象をレイヤーにし、「アクティブレイヤーを移動」を選択します。

これで画像ウィンドウの画像をドラッグすると、レイヤーグループの中のすべての画像が一緒に移動します。

さらに回転ツールを使ってみます。

ドラッグして「回転」をクリックします。

すると、他のレイヤーも同じように回転します。

わかりにくいですがレイヤーマスクにも適用されています。

もう一方のレイヤーグループを表示して、同様にレイヤーマスクの編集、移動、回転をすると、草のテクスチャを一括で編集できます。レイヤーマスクの塗りつぶす範囲を変えたり、別の画像を使うことで色々な組み合わせを作れます。

回転はShift + R、移動はMキーが使えます。また、レイヤーグループをドラッグアンドドロップして、画像の重なり順を変えられます。

これで、複数レイヤーを一括処理して、草のテクスチャを簡単に作れました。

例えばノーマルマップを保存したいときは、レイヤーグループの他にノーマルマップのレイヤーだけを表示、残りを非表示にして、Shift + Ctrl + Eでエクスポートします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。