【Blender】Cageオブジェクトを使ってベイクする

投稿者: | 2023-06-23

Cageを使ってハイポリからローポリへテクスチャをベイクしてみました。

ハイポリからローポリへベイクする

ハイポリとローポリのオブジェクトを作りました。

High
Low

まずCageのチェックを入れずにDeffuseとNormalをベイクしてみます。

すると、Cubeの角や辺がうまくベイクできません。

角が黒くなる
辺で分割
High
Low(色が入れ替わる)

Cageでベイク

Cageのチェックを入れてベイクするときれいになりました。

Cageオブジェクトを作成

Cageオブジェクトはローポリを複製して作ります。オブジェクトモードでローポリを選択して、Shift + Dを押します。

わかりやすく名前を変更します。

Cageを選択して編集モードで、Alt + S で拡大します。

ハイポリとローポリがCageの内側に入るようにします。

Sキーで普通に拡大すると、Suzanneなどの複雑な形の場合、ハイポリが外に突き抜けてしまいます。

Alt + S だと法線に沿って拡大できます。

Selected to ActiveとCageを使うときは、膨らませたCageからアクティブなオブジェクト(ローポリ)に向かって内側に光線を飛ばします。

なので、ハイポリがケージを突き抜けているとうまくベイク出来ません。

また、ローポリがCageの内側にないと黒くなりました。

ハイポリのみ
Cageを追加
ローポリを追加

ハイポリが突き出ている部分は、プロポーショナルエディティング等でCageを編集します。

Cageを変形しすぎると、テクスチャが歪むのでぎりぎり内側に入れるのが良さそうです。

ローポリ(ベイク後)

Cubeにベイクする場合、ハイポリが突き出ている面を他よりも大きく移動してCageを作ると歪みます。

ローポリ(ベイク後)

Edge Split

Cageオブジェクトはローポリと面の数が同じであれば良いので、ローポリをコピーしてEdge Splitモディファイアなどで面を切り離したオブジェクトも使えますが、辺の周辺がなめらかにベイクできません。

モディファイアを適用してTransform Orientationsを「Normal」、Transform Pivot Pointを「Indivisual Origins」にし、編集モードですべての面を移動すると、それぞれの法線方向に動かせます。

ハイポリが出ている面だけさらに外側に動かします。

ベイクすると、Cageがオフのときと同じような見た目になりました。

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